『アンパンマン・ミニ・ブックス』の第3回配本が刊行!
1984年(昭和59年)4月、フレーベル館。『アンパンマンとあくびどり』、『アンパンマンとへどろまん』、『アンパンマンとナンカヘンダー』、『アンパンマンとらーめんてんし』、『アンパンマンとかみなりぴかたん』の絵本5タイトル。
『アンパンマンとつみきのしろ』が掲載!
1984年(昭和59年)5月、フレーベル館の月刊保育絵本が定期購読している全国の幼稚園や保育園などに配布。そのひとつである『キンダーおはなしえほん〔5月号〕』で。1988年(昭和63年)1月に刊行された同名の絵本(フレーベル館)はリメイク版。『キンダーおはなしえほん』での『アンパンマン』はこれが最後の作品となる。
『アンパンマンとはみがきまん』が刊行!
1984年(昭和59年)5月、フレーベル館。『アンパンマン・ミニ・ブックス』の第4回配本。
『アンパンマンとなめくじら』が刊行!
1984年(昭和59年)6月、フレーベル館。『アンパンマン・ミニ・ブックス』の第5回配本。
『おむすびまんのぼうけん』が創刊!
1984年(昭和59年)6月、フレーベル館。外伝作的な位置づけの童話レーベル。第1回配本は『やまねこもりのやまねこ』、『ぬるぬるおばけ』、『きりふきせんにん』、『わんにゃーせんそう』、『たまごひめ』の5タイトル。
はひふへほ
おむすびまんも含めたハ行で笑うキャラクターが多数登場する。ばいきんまんの専売特許ではなかったのだ。
改題の謎?
『やまねこもりのやまねこ』を例に挙げると、のちの刷では『おむすびまん〔1〕 おむすびまんとやまねこもりのやまねこ』となる。『おむすびまんのぼうけん』というレーベルはなくなった。
『アンパンマンとべろべろまん』が刊行!
1984年(昭和59年)7月、フレーベル館。『アンパンマン・ミニ・ブックス』の第6回配本。
『アンパンマンとしくしくばくだん』が刊行!
1984年(昭和59年)8月、フレーベル館。『アンパンマン・ミニ・ブックス』の第7回配本。
肉食うさぎ!?
ばいきんまんが森にばらまいたハンバーグ。うさぎたちの腹痛の原因はそれだった。
『アンパンマンとてんどんまん』が刊行!
1984年(昭和59年)9月、フレーベル館。『アンパンマン・ミニ・ブックス』の第8回配本。絵本用のてんどんまん初登場ストーリー。
『アンパンマンとひのたまこぞう』が刊行!
1984年(昭和59年)10月、フレーベル館。『アンパンマン・ミニ・ブックス』の第9回配本。
新しい家族?
アンパンマンに助けられ心を入れ直したひのたまこぞうはジャムおじさんのパン工場で働くことなる。しかし、次回以降もパン工場のメンバーはいつもと同じで、ひのたまこぞうは存在すら感じられない。窯の中に隠れているだけなのだろうか?
『おむすびまんとアングリラ』が掲載!
1984年(昭和59年)9月、『家の光〔10月号〕』(家の光協会)が定期購読している家庭に配布。やなせ先生の回の『親子のひろば』で。同年12月に刊行された童話(フレーベル館)は、同名なだけでリメイク版という訳ではない。
『アンパンマンとりんごちゃん』が刊行!
1984年(昭和59年)12月、フレーベル館。『アンパンマンニ・ブックス』の第10回配本。
絵本のドキンちゃん
この作品が初登場。ばいきん星からやってくるくだりは、1988年2月発売の『アンパンマンとドキン』(フレーベル館)で明かされる。話が前後するところが気になるのだが。
『おむすびまん〔6〕 おむすびまんとアングラ』が刊行!
1984年(昭和59年)12月、フレーベル館。創刊当初は『おむすびまんのぼうけん』として販売されていた童話の続き。『家の光〔1984年10月号〕』(家の光協会)に掲載された作品は同名なだけで、ストーリーは別物。
『おむすびまん〔7〕 おむすびまんとこおりおに』が刊行!
1985年(昭和60年)1月、フレーベル館。創刊当初は『おむすびまんのぼうけん』として販売されていた童話の続き。
『アンパンマンとカレーパンマン』が掲載!
1985年(昭和60年)1月、フレーベル館の月刊保育絵本が定期購読している全国の幼稚園や保育園などに配布。そのひとつである『キンダーメルヘン〔2月号〕』で。
タイトルに注意!
カレーパンマンの初登場絵本だと誤解されそうな作品だが、1981年11月刊行の『アンパンマンとサンタクロース』(フレーベル館)の方が先である。
紙芝居版
紙芝居は基本的に同名の絵本のリメイクなのだが、『アンパンマンとカレーパンマン』は例外。こちらは『月刊いちごえほん〔1980年(昭和55年)9月号〕』(サンリオ)に掲載された漫画の『あんぱんまん』の第49回のリメイクとなっている。そもそも、紙芝居の『アンパンマンとカレーパンマン』が世に出たのは1983年(昭和58年)5月で、絵本の『アンパンマンとカレーパンマン』が掲載される2年前なのだ。
初代アンパンマンジュニア?
どこかで見たことがあるルルンとその仲間たち。もちろん、似ているだけで同族という訳ではないと思うのだが…。
『おむすびまんとゆきだるまん』が掲載!
1985年(昭和60年)1月、『家の光〔2月号〕』(家の光協会)が定期購読している家庭に配布。やなせ先生の回の『親子のひろば』で。
悪だるまん!
この作品に登場したゆきだるまんは巨大な雪オバケ。小さな体でも集団でアンパンマンたちをサポートするのちのゆきだるまんとは別のキャラクター。
『アンパンマンとみずうみひめ』が刊行!
1985年(昭和60年)2月、フレーベル館。『アンパンマン・ミニ・ブックス』の第11回配本。
『かみしばいアンパンマン〔第3集〕』が刊行!
1985年(昭和60年)2月、フレーベル館。セット内容は『アンパンマンとこども』、『アンパンマンとらくがきこぞう』、『なぞなぞのくにのアンパンマン』、『アンパンマンまじょのくにへ』、『アンパンマンとごりらまん』の5タイトル。
あの名作が!
『アンパンマンとこども』は、『キンダーおはなしえほん〔1973年(昭和48年)10月号〕』(フレーベル館)に掲載された『あんぱんまん』のリメイク。そう、あの絵本1作目である!
『アンパンマン・ミニ・ブックス』が完結!
1985年(昭和60年)3月、フレーベル館。第12回となる最終配本は『アンパンマンとたこやきまん』、『アンパンマンとみるくぼうや』の2タイトル。1983年(昭和58年)4月に創刊され全25巻となった。
知られざる家族がまた1人?
みるくぼうやはジャムおじさんのパン工場で生まれたヒーロー。アンパンマンの弟のように可愛がられていたのだが、次回以降の日常風景には、ひのたまこぞう同様、姿を見せないのが気になるところ。